手紙~君へ~
―――チュッ…
「…あん……。健太……。」
「……花欄。スゲー気持ちいーよ。」
その時だった。
―――ガチャ
病室のドアが、開いた。
「健太君!大丈夫か!?もーワシは、心配で、心配で………。」
「「「え?」」」
「キャァァァァァァァ!なんで、お父さんがいるのよ!」
「ワシは、ただ、健太君の見舞いに来ただけだ!花欄こそ、なんだ!その格好は!病室は、ホテルじゃないんだぞ!」
「何よ!お父さんだって、お母さんとしてたくせに!」
「なにを言っているんだ!」
「なによ!本当の事じゃん!」
ヤバイ!ケンカが始まった!
「ちょっと!待てって2人とも!」
「「…………。」」
「花欄、服着て。」