手紙~君へ~



「先生。」


海李が、声をひそめる。



「健太って、花欄の事、知ってんの?」


「え?なにが?」



「そっかぁ。放課後教えるよ。じゃあね。」



そう言うと、海李は、花欄のとこに、戻った。



花欄の事?


なんだよ。それ。

もしかして!


昨日、言いかけてた奴?









< 182 / 261 >

この作品をシェア

pagetop