手紙~君へ~
「だって、1番好きな人との、子供だよ!?嬉しいに決まってるじゃん!そりゃあ、お母さんみたいになるよ。」
「そっか。ありがとうな!そうやって、言ってくれて。でもさ、名前どーする?」
「んー。マサツグとアミは?」
「いいよ!漢字、どーする?」
「漢字かぁ。健太、考えておいて。お願い!」
「んーと…。じゃあ…。」
“昌嗣”
“愛夢”
と書いた、紙を花欄に見せた。
「うん。いいよ!昌嗣と愛夢かぁ!2人とも、いい名前だよね!」
「おう!昌嗣ぅ!愛夢ぃ!早く生まれて来いよ~!お父さんと、遊ぼうぜ!」
「あっ!ずるいよ!お母さんとも、遊ぼうね!」
一瞬、空に昌嗣と愛夢が、いるような気がした。