手紙~君へ~


「はぁ…。」


やっと辞めれる…。


これ以上、耐えられない。


やっと皆に、堂々と言える。


―――花欄は、俺の嫁なんだぞぉぉぉぉ!


って。



あと最近、俺のクラスの女子が、なにか勘づいてる。


よく「先生って、彼女いるんでしょぉ?それって、花欄?」とか「花欄は、いいなぁ。」とか言ってる。



花欄は、知らないだろうケド、花欄の事好きな奴、俺以外にも、スゲーいるんだよ!?

俺は、そういう奴等の相談役の立場なんだよ。


嬉しそうに花欄の好きなとこを話すのを、俺は、黙って聞かなきゃいけないんだ。


スゲー辛いよ。









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