手紙~君へ~
次の日学校で、この映像は、話題になった。
もちろん教頭は、学校を辞めていったケド…。
校長が、誰がこんな映像を流したんだ!って、キレている。
《3年2組浜野君、至急職員室に来なさい。繰り返します。3年2組浜野君、至急職員室に来なさい。》
俺と龍生は、校長室に連れてかれた。
「はぁ、どうせ今度の事も、君達が絡んでいるんだろう。」
「「…………。」」
無言になる俺等。
「君等のせいで、教頭先生は、辞めていったんだぞ!分かってるのか!」
「はあ。分かってます。」
「浜野先生は、生徒と付き合ってるんだろ?調子乗るのも、大概にしろ!」
はぁ?なんで今、その話を持ち出すんだよ。
そう思った時だった。
「意味わかんねぇ。」
そう呟く声
バンッ!
「意味わかんねぇんだよ!ハゲ!テメーに兄ちゃんの何が分かる!テメーに兄ちゃんの辛さなんて、分かる訳ねぇよ!いっつもそうやって説教して、兄ちゃん達をどんだけ苦しめたと思ってんだよ!テメーだけじゃねぇ。教頭だって、生徒の変な写真撮って、売って、金儲けて…。最悪じゃねぇか!テメー等2人とも、最悪だ!馬鹿っ!」
ハァハァと息を切らせて、校長を睨む龍生。