手紙~君へ~
「兄ちゃんが、先公辞めるって言ったから。この学校の女子生徒の中で、兄ちゃんの事好きな奴結構いるし、俺等男子だって、兄ちゃんがいるから、いろんな相談が出来る。そんないい先公が、辞めたら、皆悲しむからって、花欄、スゲー悩んでた。」
花欄…。
お前は、最高の女だよ。
俺には、もったいない。
「兄ちゃんが、学校辞めたら、皆学校辞めるんじゃね?それでもいいの?校長。」
ニヤリと笑う龍生。
「っっ!分かった!分かった!浜野先生の事は、無しにしてやる。」