手紙~君へ~


「あっ。はい。八城先生。なんですか?」


俺の彼女の名前を呼んだのは、俺の1年後に入って来た、新人君。

この学校のイケメン先生こと俺と同じぐらい…いや、ちょっと下だけど生徒の間では、人気。らしい。


「今日、放課後手伝って欲しいことがあるんだけど、いい?」


花欄は、チラッと海李の方を見た。

それに合わせて、俺も海李の方を見る。

海李は、指でOKっと合図をした。


「はい。大丈夫です。どこに行けばいいですか?」



「あっ!じゃあ、社会準備室に来て。」


それだけ言うと、八城先生はどっかに行ってしまった。






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