手紙~君へ~


「……」


静かになった、社会準備室


「…まぁ、いい

その事は、聞かなかった事にしてやる」


いきなり素直になる八城


「ありがとな!

じゃぁ、お礼で、俺も言わないでやるよ」


「何をだよ」


俺は、八城に近寄って、耳元で囁いた


「工藤のこと、好きなんだろ?

言わないでやる」



「なっっ!」



顔を赤くして、慌てる八城


「言ってもいいの?」

更に追い討ちをかける

「ひっ秘密にしといて下さい!」



ふん反り反って、頼む八城


普通土下座じゃね?





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