手紙~君へ~
俺等は、チョコアイスを買って車に乗った。


車が、赤信号で、止まった。

その時、花欄が…。

「はい!健太!あ~~ん!」

と、言った。

俺は、嬉しかった。でも、あえてそんなに嬉しくなさそうに
「あ。」

って、言ったんだ。


でも!花欄が、食べさせてくれたからだろう。そのアイスが、スゴく、うまかったせいで、ついつい、本音が、出た。


「これのアイス、結構うまいな!」

「でしょ~!美味しいよね!」


「うん!うまいよ!」

「良かったぁ!健太、笑ってくれた!」

「えっ…。」

笑ってくれた?

俺、笑ってるつもりだったんだけど…。ちゃんと、笑えてなかったんだ。

馬鹿だなぁ。俺。

彼女だぜ!しかも、まだ、高校生だぜ!

そんな子、不安にさせてんじゃねーよ。俺。

「ごめんな。花欄。そーだ!明日から、頑張んなきゃな!」


「うん!頑張ろ~!!!」



俺等は、見つめ合いながら、笑った。















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