Cruel Princess ~最強姫は残酷な姫~
涼「ああ…そうだ。」
琴「なに?」
涼はそうやって呟いたものの言葉を続けずに、歩いた。
涼「なぁ。
潰さねぇか?」
琴「何を?」
唐突すぎるし、主語がないからわかんない。
涼「俺の族。」
琴「はぁ?」
私は驚いて声が裏返ってしまった。
涼「よくね?
みんなクズだし…ある意味…。」
グズって…言い過ぎでしょ。
涼「ケーサツを呼んで…銃刀法違反でよ。
捕まえてもらおうぜ。」
琴「無理なことじゃないけど…タイミングがないからできないよ。」