Cruel Princess ~最強姫は残酷な姫~
葉月は菊哉の方を見た。
葉「菊哉もパーティーに行ったりするの?」
そういえば、菊哉も財閥の御曹司。
このことは知っているはず。
菊哉はスマホから目を離して言った。
菊「たまにな。ただ、行きてぇとは思ったことねぇよ。親が仕事で行けねぇときだけ俺が代わりに行く。パーティーは意外とめんどくせぇし。」
琴「同感。」
みんなは一斉に私の方を向いた。
そんな驚くほどの話ではない。
面倒臭いよ。
琴「自分から行きたいとは言ったことも、思ったこともない。でも、しょうがないから行くだけ。」
葉「そうなんだ。」
菊「誰だってそう思っているに違いねぇ…子供はな。ま…例外はあると思うけど。」