星想い



その日は久しぶりに、

お母さんと2人だけで晩ご飯を食べた。



その日の夕食は、

簡単な味付けの野菜炒めと、

熱い、手作りのハンバーグだった。



お母さんは昔から、料理が上手い。



「最近帰りが遅いけど、

もしかして彼氏できたのかな?」



「違うって。

…友達と、外で駄弁ってるだけだから」



「あぁ、そうなの。仲良いの?」



「…まぁまぁ」



他愛ない話をしながら食べるご飯は、

いつもより、美味しくて。



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