星想い
わかっている。
わかっているんだ。
謝らなくちゃいけないって、
私が傷つけた、あの2人に。
だけど、やっぱり会いたくなくて、
合わせられる顔がなくて。
…私だけの部屋の中から、
出たくなくて。
今頃、津田や小沼、その他の人たちが
私のことを嘲笑っていると思うと、
学校にも行けなかった。
学校を休んで、一週間。
食事はずっとお母さんが、
毎朝毎夜部屋の前に持ってきてくれて。
今まで以上に迷惑をかけて、
私はろくでもない娘だ。