星想い



次の日。



朝、頑張って学校に行こうと思い

制服を着た。



久しぶりの制服は、

なんだか私を拒絶しているような、

そんな、感じで。



玄関まで来て…靴が、履けなかった。



また、あの濡れた感触が

残っているのかと想像してしまって…

身体が震えて。



絶対に行くから、と

お母さんにわがままを言って、

休ませてもらった。



きっと、行く。



あまり遅れていないうちに行かないと、

追いつけないだろうし。



津田と、小沼。



…2人とも、話をつけなきゃならない。



< 229 / 300 >

この作品をシェア

pagetop