星想い
午前中はずっと部屋で、
久しぶりに本を読んで過ごしていた。
1冊 読み始めると夢中になって
仕方がなく、読了後、
次の小説に手をつけるのは当たり前。
…思えば、高校に入ってから…
いや、中学二年生くらいから、
本を読んでいない。
読んだとしても、勉強だとか、
数学の問題の解き方の本とか。
純粋な文学や、
エンターテインメント小説を
読んだ記憶がない。
文字を読めば読むほど、
場面が頭の中に浮かんできて、
没頭するのはあっという間だった。