星想い



1年のスパンなんてまるで

無かったかのように、カイとはすぐに

打ち解けた。



「てか、私、あの日の翌日すごい

心配したんだから。

事故でもあったのかな、とか」



「ごめん。マジで恥ずかしかっただけ。

なんか、本当待たせたりしてごめんな」



「いや…別にいいけど。

もう3年だよね。カイは進学するの?」



「うん。とりあえずこの辺の大学にな。

千咲希は?」



「東大。頑張らなきゃ」



「東大?うわ、すごいとこ行くな」



青空を囲んで、

将来について話し合った。



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