星想い
必死に勉強して点数を取っている私を、
みんな、努力もせずに
ねたんでいるだけ。
だから気にしない。
点数を取れないからって、
悪いのは自分じゃないか。
終礼が終わり、
さっさと帰る用意をして
通学カバンを持った。
教室を出る際に誰かと軽くぶつかって、
そのまま靴箱へ。
…そういえば、カイは毎日 屋上に
行っているのだろうか。
今日は、居ないだろうか。
お気に入りの場所の乱入者を
頭の中に思い描いて、ため息をつく。