星想い



…と、私が、

カイを目して考え込んでいた時だった。



私の視線に気づいたカイが

私と目を合わせたあと、言った。



「な、千咲希。俺ら、友達なろうぜ」



「…は?」



…ともだち?



なんのこと?



カイの言動に呆気に取られて、

私はしばらくフリーズしていた。



そしたら、カイが近寄ってきて、

私にずいと顔を寄せてきた。



「わっ…」



反射的に後ずさりをしてしまう。



< 68 / 300 >

この作品をシェア

pagetop