星想い



「でもな、なんか、千咲希は

俺と同じ感じがするから、

仲良くできると思うんだ。

な、どう?」



「え、え…っと…」



状況を飲み込もうと、

何度もまばたきをする。



カイが、友達になろうって言ってきて、

俺と同じ感じがするからって、

仲良くなれるって、それで…。






…無意識だった。






無意識に私は、コクンと、

首を縦に振ってしまっていた。



こんな奴とはもう会いたくないと、

考えていたのに。



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