目を開けると君がいた


「野亜…とっても可愛い。」


杏咲ちゃんは服に見とれていると思った。


「うん…服は可愛いよね」


そしたら杏咲ちゃんが首を横に振って


「違う。この服を着てる野亜が可愛い。とっても可愛い。」


って言って笑った。


「似合ってないって分かってるよ。」


「うーん……これで髪はお団子とかにしたらもっと可愛いかも!」


杏咲ちゃんは私が言うのを無視して1人で舞い上がっていた。

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