目を開けると君がいた


「ごめん。野亜、謝らないで。

大丈夫?落ち着いて。」


私は、震えてた。

何もかもがうまくいかない。


楽しい事、嬉しい事があった後は

苦しい事が待ってる。

なんで?



病院……出ないほうがよかったな。

後悔した。


人と関わるのは苦しいし、怖い。


私の気持ちが九条くんと出会う前に戻ってしまった。


翔くんの声すら、怖い。


誰か……助けてよ。


九条くん……。


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