目を開けると君がいた
俺は、母さんと
華園と出会った華園病院に来た。
病院に行ってから、部活に行くつもりだった。
すぐ終わるって思ってたからな。
だけど、レントゲン室に連れて行かれた。
その時、嫌な予感がした。
でも、考えないようにした。
いろんな、検査が終わって
まず、母親だけに説明をするから俺は部屋の外で待っておくように言われた。
待ってる時、部活のみんなの事、友達、杏咲の事……華園の事。
なんとなく、考えてしまった。
今、何してるかなって。
そして、母さんが涙を流して出てきた。
「昴…入りなさい」
そう言った後、母さんが俺を抱きしめた。
「落ち着いて……聞いてね」
いつもなら、ウザイって言って突き飛ばしてたのに
そんな元気さえ、ない。