目を開けると君がいた


九条君が入院して来てから3日目。

隣から、楽しそうな声が聞こえる。


「早く学校来いよー!」

「待ってるからね!」


お見舞いに来てくれたんだ、

よかったね…。

そう思う気持ちとは裏腹に


さみしさを感じた。


こんな、気持ち初めてだった。


ずっと、1人で平気だった

1人の方が楽だったのに

1人は…さみしくなっちゃった……。


早く、九条君と喋りたい。
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