目を開けると君がいた



「なんか用ー?」


本当は嬉しいけど顔がにやけないようにそっけなく言った


「昴に話したい事がある」


翔の真剣な顔に驚いた。


まさか、


俺が病気だってもしかしたら


ばれたんじゃないかって。



まさか…な……。


「公園でも行かね?」

って翔が言った。


俺は昔を思い出した。

楽しかった思い出。


「翔は変んねぇな」


「そうか?」


「おう。」


変んねぇよ。俺の事を思って行動するのが変わってねぇよ。

自分より他の奴。

優しいとこが全然変わってねぇ。

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