目を開けると君がいた



「じゃあ、遠慮なく」


さっきまで柔らかい表情だった翔が

真剣な顔に変わってクールだイケメンだ

なんて考えてた


そんなバカな事が一瞬で吹き飛んだ




「俺、野亜が好きだ。」



……は?

いや、……え?



「な、なんで俺に言うんだよ」





「昴が華園の事、好きなんじゃないかって思って」



俺が……

華園を?


「好きって……


よくわかんねぇ」



俺の気持ちは曖昧。


これからどうしたいかも


まだ決心できねぇ。


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