目を開けると君がいた
告白
[野亜side]
私はお父さんに何も言わずに荷物をまとめて病院に行った。
翔君や、杏咲が学校行こう?って言ってくれたけど。
私は、意気地なしだよ。
私と九条くんが一緒に入院していたベットは二つとも空いていた。
あぁ、ここ。ホットする。
白に壁。薬の匂い。
「あれ?野亜ちゃん。どうしたの?」
「また、このベット使っていいですか?」
「あ、じゃあお父さんに言っとくね」
「はい……。お願いします」
「あ、そうだ野亜ちゃん」