目を開けると君がいた



「嫌だ。嫌……」



死なないでよ。

生きてよ。

ずっと…ずっと……

私のそばに…いてよ。


「はなぞの…泣くなよ……」


むり…

ごめんね。

1番泣きたいのは…九条くんだよね……


「ずっーと…そばにいるから」


私は、涙を流しながら笑ってそう言った。


今度は、私のばんだから。

九条くんに絶対。

幸せな日々をおくって。


「ありがと…」


九条くん…無理に笑わないで

ちゃんと心から私が笑わせてみせる。


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