目を開けると君がいた
「俺、病気になった…けど……
すぐ直すから……心配…すんな」
九条くんが私の手をつかんで、
嘘…ついた。
さっきの話は…聞いてなかったんだ。
嘘が大っ嫌いな私に…嘘ついた。
こんな優しい嘘で、私を
元気になせようとしてるんだもん。
「うん、早く…元気になってね」
私は、大っ嫌いな嘘をついた。
私は、大好きな人の為に
どんな辛いことがあっても
"笑顔"でいるって
決めたから。
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