目を開けると君がいた
第1章 ー友情ー
友達
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朝、起きると白い天井
いつもの薬の匂いがただよう。
看護師さんが朝ごはんを持ってきて
1人で食べて
あとは本を読んだり、絵を描いたりするのが私の日常。
昼は……同じ感じかな。
夜も…同じ……。
毎日が同じ感じで特別な日なんてない。
私の名前は、華園 野亜 (ハナゾノ ノア)
私は、ずっとこの病院に入院してる。
めったに病室から出る事もなくて、
口数も少くない。
もうすぐ15歳になる。
私と同じぐらいの子は受験生って言うらしい。
大人の人達は、私に
「学校、行きたくないの?」
って聞く
行きたくないわけじゃないけど、
行きたいわけでもない。
だって、学校って言う場所が何なのかさえもわからない……。