目を開けると君がいた
「華園と杏咲、何してんのー?こっち来いよ!」
「野亜は、昴より私とお喋りしたいんだってさ!」
「はぁー?お前もう、野亜って呼び捨てかよ!?」
「んじゃ、俺も野亜って呼ぶしー!笑」
「…う、うん、そうだね」
「…あ、冗談だぜ?」
病室に笑い声が響く。
なんだか、九条君と杏咲ちゃんがこうやって楽しそうに喋ってるの見ると……
胸がチクチクするっていうか……
モヤモヤする……
なんだろ…これ……。