目を開けると君がいた



「なぁ、華園」


ご飯を食べ終わった九条君が私のベットの横にある椅子に座った。


九条君が立ってるの見たの初めてかも

ずっと2人ともベットに寝てるか座ってるかだったしね。

やっぱり、背は案外小さいな〜。


「華園が食べ終わったら、屋上とか行って話そう?」

って九条君が言った。


私は頷いてから

「すぐ食べる!」

って言ったら、

「のどにつまらすなよ。」

って九条君が笑った。


このほのぼなとした時間が好き。



これから私は、勇気を出して君に話す。

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