目を開けると君がいた


それから、私達は屋上へ行った。


九条君が骨折したのが足じゃなくて良かったと思った

足だったら、屋上に2人で来たりできないしね。


屋上のベンチに座ってから


「華園、ゆっくりでいいから話して」


って九条君は優しく言った。


「長くなるよ?」


「全然いいから、聞くよ」


優しい九条君なら、分かってくれるし

優しい言葉をかけてくれるよね

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