目を開けると君がいた


「俺も、小さい時に母さん亡くして
親父と2人で暮らしてるんだよね…

俺と華園、一緒だな!」


場の空気が明るくなった

暗かった空気が一気に。


「フフッ、そうだね」


「あ、ごめんごめん、華園の話どうぞ」



「じゃあ、クイズです。
九条君が入院してるこの病院の名前はなーんだ!」


話やすくなった空気をまた暗くしたくなかったから、クイズにしてみた。


「……なんだっけ笑」


「もう! "華園病院" だよ。」


って言って笑ったけど

ちゃんと笑えてたかな……?

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