目を開けると君がいた


「やっぱり、まだ全部は話すの怖いんだよな、ごめん」


焦るように話した私を見て、それ以外にもいろいろあったって察したのだろう。


「え、謝らないでよ」


だって、私が話すって決めたのに……。


「話、変えるね」


「あ、うん」


九条君の場の空気を変える力はすごいと思う。

そういう所を見習いたい

さっきからの私の会話

変っていうか…無理してる感が半端ないって感じだよね……。

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