目を開けると君がいた
「どういたしまして」
そういって九条君は座れこむ私に手を差しのべて
私は素直に九条君の手を握った。
教室に向かう時、九条君に何組か聞いたら
「7組」
って言った。
クラスは全部で7クラスだから1番離れてる
私のクラスと離れすぎだよ……。
「あ、でも杏咲は華園と同じクラスだったと思うぜ?」
"杏咲"その言葉を九条君が言うたんびに
胸のあたりが
チクッってするの。
なんでだろう……。