目を開けると君がいた


「キーパーの水、溢れてるぞ」


「へ?…あぁ!」


私は慌てて水を止めた。


「どうした?考え事?」


「うん…」


「恋か?」


「恋?」


前に見た本で恋ってのが出てきた事を思い出した。


「恋って…異性を好きになる事?」


「んー、まぁ、そんな感じだよ」


恋ってよくわかんない。

だって、異性を好きになる事って何人も好きになるよね?

ん?恋はいっぱいするの?

私には、理解できない…。

< 68 / 162 >

この作品をシェア

pagetop