目を開けると君がいた


「野亜よりは先に彼氏できると思ってたのになぁ……」


「しかも、翔君なかなかのイケメンだもんな…」


私の周りにみんなが集まってワイワイ騒ぎ始める。


もちろん、その隣には翔君がいる。

だって、席…隣だもんねぇ……。


……九条君も、この噂…知ってるのかな


「ねぇ、野亜?聞いてるー?」

「あ、ごめん」

「本当のところはどうなの?」

「え?」

「翔君と、付き合ってるの?」


え!?そんなわけ!
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