目を開けると君がいた


次の日から毎日、九条君が来るようになった。


だけど、バスケは見学だけ。

風邪が完全に治るまでは出来ないって言ってた。

大会なのに…大丈夫かな?


そして、あの日から九条君と杏咲ちゃんが付き合っているって噂がながれた。


杏咲ちゃんに聞いたけど、

「私は好きだけど、昴は私の事……

ただの幼なじみとしてしか見てないよ」


って言ってた。


だけど、杏咲ちゃんは九条君のクラスに行くのをやめなかった。


私は、辞めた。


一緒に行くと…自分が嫌いになる。


嫉妬するから。


でも、私はまだ

恋をしてるって認めたくないんだと思う

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