雨の降る夜に
「じゃあ健二、夏休みの間一樹と遊んでやれよー。案内係な。」

ええ〜?!
なんでオレなんだよー。

そう思っていると、松浦が隣の席に座った。

オレはとりあえず、

「よ、宜しくね。」

と言うと、松浦も

「こっちこそ。」

と返して、唇の左端をつりあげて笑ってみせた。
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