人魚姫の真実
「ただいまぁ・・・」

私は少しへとへとになりながら家に帰ってきた。

「おかえり姫」

キッチンには美紅ねぇが立っていた。

「あれ?仕事は?」

「今日は休み。あと少しでおやつ出来るから」

「やった!着替えてくる!!」

私は急いで部屋に戻った。

ドタドタドタっと階段を下りる。

「出来た!?」

「出来たよ」

美紅ねぇは作ったクッキーを皿にのせた。

2人テーブルに座り、クッキーを食べる。

「ねぇお姉ちゃん。友達の話なんだけどさぁ聞いてくれる?」

「何?」

「えっとね、AさんがB君に一目惚れをしたの。でも素直になれなくて困ってたらその子の友達もその人を好きになって、その子はAさんに協力を求めたの。それで断りきれなくってOKしたんだって。そういう時ってどうしたらいい?」

少し美紅ねぇは考えてから言った。

「自分が思うように行動したらいいと思うよ」
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