人魚姫の真実
座ると同時に食べ始める。

「いただきます!!」

美紅ねぇの作ってくれた朝ごはん。

ん~おいしい!!

「美紅ねぇ!!おいしい♪」

「そう?よかった」

美紅ねぇは微笑み、また目玉焼きを作る。

「ふわぁ・・・姫、アンタうるさすぎ」

2階からお姉ちゃんが下りてきた。

3番目のお姉ちゃん、加奈ねぇ。

眠たそうな顔をしている。

「加奈ねぇ、昨日は何時に帰ってきたの?」

「1時・・・かな?」

「遅いね」

「まぁね」

「姫!早く行かないと遅刻!!」

「ええっ!」

テレビの画面を見ると電車が出る時間まであと少し。

「ギャー!!いってきますぅ!!」

慌てて家を飛び出した。

「いってらっしゃい」

みんなが私に言ってくれた。
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