黒色女子を個人授業
「ちゃんと守ってくれたじゃないですか」

私は大城さんの横に寄り添う。


「大城さんは、すごいです。
みんなのことを守ることができて。
でも、そんなに一人で背負い込んでたら、潰れちゃいますよ。
もっと周りを頼ってください」


これ以上、一人で抱え込まないで欲しい。

一人で自分を責めないで欲しい。


私じゃあ、大したこともできないし、助けにもならないのかもしれないけれど――


「――頼りないかもしれないけど。

でも、力にならせてください」
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