黒色女子を個人授業
こんなことする自分もバカだが

こいつも本当に……


俺は彼女にキスをした。

ああ、また誘惑に負けた。


唇を放して彼女を見やると

もっと欲しがるような瞳。


なんでそんなに嬉しそうなんだよ。

ついつい可愛くなってしまって、抱きしめる手に力がこもる。


「またあいつが止めにくるかもしれない」

「鍵閉めちゃったからだいじょうぶ」


彼女は悪戯っぽく笑って、俺のシャツのボタンに手をかけた。

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