青空の下月夜に舞う
結局。
私はお弁当に手が付けられず、裸女にカレーパンを祐也が来たら渡して欲しいと伝えて、そのまま眠りについた。
翌日。
日曜日だけど、昨日と変わらず。
パン屋が終わって焼肉屋。
珍客はこれと言ってなく、焼肉屋のバイトが終わり、裸女と帰宅。
昼に祐也が来たらしく、パンを渡したと言われ、お礼を口にした。
私達が帰ると、また男の子達が家を出てって。
お風呂に入ると、私はリビングへは行かず。
部屋にそのまま行き、ベッドに転がった。
次の日は学校だったけど、好奇な目は少しはましになり、終わるとパン屋に行って、田中医院の前で待つ裸女と帰宅。
そこからの流れは同じで、あれから顔を合わせていない響が居ない事は、私にとっては有り難く、セナはセナでいつも通りにしてくれるし、約束の一週間が今日でおしまい、と言う日。
パン屋のバイトが終わり、従業員出口を出た時。
裸女の姿が田中医院前になくて。
あれ?
電話、一応してみようかな。
携帯を取り出すと、
【少し遅れる!その場で待つように!】
と。
可愛い絵文字付きメールが、裸女から届いていた。