青空の下月夜に舞う

「覚えてる?」

「……は、い」

「あはは。二回目だもんね。ちょっと話があるんだけどいいかな?」


首を縦にふりながら、リビングへと向かう。

中に入ると、男の子が沢山。
ソファーに座るのは、響と慶太郎、祐也。

そして。
裸女の隣に。茶髪の人が腰を下ろした。


「麻衣、こっち座りなよ」


祐也に呼ばれて、皆の視線を集めながらも、隣に腰を下ろした。



あ、れ?


祐也の顔を見て思い出した。

この人、ミナって呼ばれてた人だ。


あー……裸女の“南”ってこの人の事か。

南だから、ミナ、か。なるほどね。



……ん?て事は……!!


「……お前、顔赤くねぇ?」

「あああああかくない!赤くない……」

「何、その挙動不審」
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