青空の下月夜に舞う
一年前から少しもましにならない。
去年、引っ越してよく一緒に居る雄大は、いつも近所の輪に入れず。
泣き虫のまま、私の後を付いてまわる。
「ぼく、らんどせるいらない。もっかいひまわりぐみいく」
「ええ?!そんなことできるの?じゃあまいがいちねんせいする!」
「ばかだなぁ。まいちゃんは。なれるわけないじゃん」
むぅ。雄大から言ったくせに。
手のひらで涙を拭った雄大。
白い顔に、真っ赤な目。
「ほら、ゆーだいまたうさぎさんになってる」
「いやだ。ぼくはライオンがすきなんだ」
弱い雄大はライオンにはなれないよ。と思いながら、六時の鐘が町に響き渡る。
去年、引っ越してよく一緒に居る雄大は、いつも近所の輪に入れず。
泣き虫のまま、私の後を付いてまわる。
「ぼく、らんどせるいらない。もっかいひまわりぐみいく」
「ええ?!そんなことできるの?じゃあまいがいちねんせいする!」
「ばかだなぁ。まいちゃんは。なれるわけないじゃん」
むぅ。雄大から言ったくせに。
手のひらで涙を拭った雄大。
白い顔に、真っ赤な目。
「ほら、ゆーだいまたうさぎさんになってる」
「いやだ。ぼくはライオンがすきなんだ」
弱い雄大はライオンにはなれないよ。と思いながら、六時の鐘が町に響き渡る。