青空の下月夜に舞う
一発って……


「声は我慢してね。学校だから」

「は?はぁ?!」

「しねぇの?セックス」

「しねぇよ!!!バカじゃねぇの?!」


何でそんな展開になるんだよ!
頭の中身全部変えてもらった方がいいんじゃないの?

いきなり大きな声を出した私に、慶太郎が、吹き出し、大爆笑。


体を曲げてお腹を押さえてゲラゲラと。


「あはははははは!麻衣ちゃん、口悪っ。あはははは!大人しそうなのに、切り返し早っ!ははははは!」

「……」

「マジでヤる?内緒の関係燃えない?」

「燃えるかよ。しかも誰に内緒にすんの……」

「あははははは!やべぇ!腹がいてぇ!涙が……!あはははは!」



暫く笑った後も、思い出し笑いなのか。

「ふふ」

と笑う声がして。
チャイムが鳴る頃は、もう呆れていた。
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