青空の下月夜に舞う
「さっき電話したんだよ?バイク乗ってて気付かなかったの?」
「祐也くんバイクカッコイイ~」
「集まりがあんの?中に慶太郎くんと響さん達居たよ」
「慶太郎くん酔っぱらってたよ。馬鹿笑いしてた」
「あははは!あんた殺されるよ?」
バイクを囲んではしゃぐ女の子達と、その中に居る祐也はまるで別世界に感じる。
距離は、3メートル程なのに。
ま、混ざりたくもないけどねん。
邪魔しちゃ悪いよな、と思い、バイクから離れてスーツケースを引く。
祐也がこっちを見ている気がしたけど、話しかけて来る事はなく、そのまま歩道を歩き続けた。
夜ご飯買って帰んなきゃ。
コンビニまで約20分程歩き、中に入るとエアコンの涼しい風に癒される。
夜はまだ涼しいけど歩いたら暑い。
ミルクティーとパンを買い、レジを通した所で、携帯の着信音が鞄から聞こえてきた。
頭にはてなマークを浮かべながら、携帯を取り出して待受を開くと
「なんだよ……」
鼻から息を出すと、通話に切り替えた。
「はい」
自動ドアを抜けて、鞄にビニール袋を突っ込むと、スーツケースは左手。右手は携帯を持ち、耳に当てた。
『今どこに居る?!フラフラ歩いてんじゃねえよ!』
声の主は祐也だ。
何でコイツ少し焦ってんだろ。
「祐也くんバイクカッコイイ~」
「集まりがあんの?中に慶太郎くんと響さん達居たよ」
「慶太郎くん酔っぱらってたよ。馬鹿笑いしてた」
「あははは!あんた殺されるよ?」
バイクを囲んではしゃぐ女の子達と、その中に居る祐也はまるで別世界に感じる。
距離は、3メートル程なのに。
ま、混ざりたくもないけどねん。
邪魔しちゃ悪いよな、と思い、バイクから離れてスーツケースを引く。
祐也がこっちを見ている気がしたけど、話しかけて来る事はなく、そのまま歩道を歩き続けた。
夜ご飯買って帰んなきゃ。
コンビニまで約20分程歩き、中に入るとエアコンの涼しい風に癒される。
夜はまだ涼しいけど歩いたら暑い。
ミルクティーとパンを買い、レジを通した所で、携帯の着信音が鞄から聞こえてきた。
頭にはてなマークを浮かべながら、携帯を取り出して待受を開くと
「なんだよ……」
鼻から息を出すと、通話に切り替えた。
「はい」
自動ドアを抜けて、鞄にビニール袋を突っ込むと、スーツケースは左手。右手は携帯を持ち、耳に当てた。
『今どこに居る?!フラフラ歩いてんじゃねえよ!』
声の主は祐也だ。
何でコイツ少し焦ってんだろ。