青空の下月夜に舞う
一緒に寝てくれて。
寂しさを紛らわせてくれた事には、ちょっとだけ感謝してるし。
それが苦痛だとしたら申し訳なくて謝っているのに。
なのに謝るのもダメで、更にはムカつくって……
「だから……」
私との距離を詰め、目の前に立った響は。
「守らせてくんねえか。お前の事」
薄く赤い唇が妖艶で。
車の音さえ殆どしない。
まるで、私と響の間に流れる時間が、そこだけ止まっているかの様だった。
寂しさを紛らわせてくれた事には、ちょっとだけ感謝してるし。
それが苦痛だとしたら申し訳なくて謝っているのに。
なのに謝るのもダメで、更にはムカつくって……
「だから……」
私との距離を詰め、目の前に立った響は。
「守らせてくんねえか。お前の事」
薄く赤い唇が妖艶で。
車の音さえ殆どしない。
まるで、私と響の間に流れる時間が、そこだけ止まっているかの様だった。