青空の下月夜に舞う
「昨日、慶太郎達と笑うお前遠くから見てたら。守りてえって思った」
息を飲む。呼吸さえ忘れてしまいそうな程。
「お前の痛み、半分背負ってやる。だから、笑え」
こんな風に、言ってくれる人が現れるなんて思わなかった。
「俺、多分お前の事好き」
こいつは。
私の心臓を止めるつもりなのだろうか。
風が吹く音も。
雀の鳴き声も。
私の景色の色を変えた響に、ただただ
目を丸め、頭が真っ白になる。